倉知 契(くらち けい)

瀬戸カルバリーチャペル担任牧師。
大和カルバリーチャペル副牧師。
カルバリー聖書学院(CBS)講師。
米国シェパード大学卒業。
LBI(リーダーシップ・バイブル・インスティチュート)、
GI(ジェネレーション・インターン)修了。
1000名のコンサート・イベントのプロデュース、TPC(東京プロテスタント教会)担当牧師を務める。200曲以上のオリジナルソング(作詞作曲)をもってゴスペルを伝える。2008年ユニットCloud By Dayでファースト・アルバムを発売。妻・めぐみと長男・日々喜(ひびき)長女・なのかと共に教会にお仕えしている。

私は、東京は品川出身。近くにはソニーの本社があって、その隣りにある御殿山小学校に通っておりました。家の目の前は長い一本道で、毎日そこをランドセルを背負って学校に通っておりましたが、ある日、学校から帰る途中、最後の曲がり角を曲がって、残りは長い一本道というところで、なんと遠く、アパートの前あたりに父親の姿を発見。なんで昼間に父がいるのだろうとは考えず、父大好き少年は嬉しくて、嬉しくて、その道を「パパー」と叫びながら走り出しました。もちろん父親と私の間には誰もいないのを確認して。重たいランドセルをがちゃがちゃ言わせながら愛する父のもとに走る光景…
しかし、あと10m、勢いよく父の胸に飛び込もうとして、顔を上げますと、確かに父親に良く似た背格好で、メガネをかけ、ひげを生やした、しかし全くの別人がいるではありませんか!私はびっくりしました、が、相手もびっくりしたことでしょう。その時私はどうしたか。そうです、そのまま、もう一人向こうに父親がいるかのように「パパー」と叫んで、その横を走り抜けたのです。そして家の前をわざわざ通り過ぎ、しばらくして立ち止まり、とぼとぼ戻ってくるときの脱力感。今では笑い話になっています。
ランドセルではありませんが、私たちは様々な重荷を背負いながら生きています。人には見せられない何かが入っている人もいます。そうして一生懸命走り続けるわけですが、もし目的地が間違っていたら大変です。教会とは、あなたの人生の目的と目的地を聖書を通して学ぶところです。人生を共に走る仲間、家族に出逢うことも喜びです。あなたもご一緒しませんか。